こんにちは、江本(@emotokomin)です。
“江本”
本記事は、「公務員試験(大卒)の参考書 / 問題集」に関する情報をまとめています。
▼こんな人におすすめです▼
参考書の種類が多すぎて、かなり悩みますよね。
僕も参考書選びにはとても苦労した経験があります。
実際にたくさん買い漁った結果・・・1年目は落ちました。
2年目は失敗を活かして厳選したテキストを信じて勉強した結果、今に至ります。
使うテキストで結果はかなり違ってきますよ!はやめに参考書を選んで勉強をスタートしましょう。
関連記事:公務員試験の難易度|倍率や内容で違います【突破する方法あり】
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公務員試験 一般知能【数的処理】の参考書 / 過去問題集
基本的に公務員試験は過去問集を使って勉強することがセオリーです。
しかし、一般知能については解法や解くためのパターンを身につけることが必須となります。
1問あたり3分程度で正解をださなくてはいけない試験なので速答は必須。
そのために多くの解法(テクニック)を勉強する必要があります。
数的推理
数学や計算することは得意ですか?
- YES:「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6
」
- No:「畑中敦子×津田秀樹の「数的推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴
」
それぞれの特徴を解説します。
導入本:畑中敦子×津田秀樹の「数的推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴
数学が苦手、計算なんて意味不明!という方は、「畑中敦子×津田秀樹の「数的推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴」がおすすめです!
このテキストは「数学ができなくても、数的はできる! 「数的」ならではの解き方を紹介!」がキャッチコピーの1冊。
簡単にいうと、「テクニック(裏技)本」ですね。
漫画や図解などが多く描かれており、とても丁寧に解法・解説が書かれているため頭に残りやすいです。
数学ができる人も方程式を使わずに数秒で解く方法などが知れるのでやっておくといいですよ。
まずは、徹底的に解法パターンを頭に叩き込みましょう。
「ちょっと難しいかも・・・」って人は一つレベルが低い「畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス」でもいいですよ。
実践本:公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6
受験者の多くが使っている過去問題集です。
「」で解法パターンを覚えたら、これを使って応用力を鍛えていきましょう。
しかし、解法テクニックよりは数学的な解法なので、数学が苦手な人がいきなり使うには難易度が高いです。
解法パターンを覚えて、やることがなくなったら手を出したい1冊ですね。
「」だけでも、十分戦えるので、無理して使用する必要はないです。
判断推理
- 解法・テクニック本「畑中敦子×津田秀樹の「判断推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴
」
- 問題演習「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 判断推理
」
それぞれ特徴を解説します。
導入本:畑中敦子×津田秀樹の「判断推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴
判断推理は、解法パターンを覚えることがすべてです。
じっくり時間をかければ、正答を導くことはできますが、1問3分ほどで解かないと間に合いません。
そこで「畑中敦子×津田秀樹の「判断推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴」を使うことで、早く解くためのテクニックを知りましょう!
この1冊だけでも得点することは可能な1冊!
実践本:公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 判断推理
解法パターンを覚えたら、過去問題集を使って実践を繰り返しましょう。
おすすめは「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 判断推理」です。
問題数も多く、解説も詳しいため利用しやすい。
しかし、難問も多いため2冊目に使いたいテキストです。
いきなり利用することはおすすめしません。
資料解釈
- テクニック本:畑中敦子の資料解釈ザ・ベストプラス
- 問題集:公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈
特徴を解説します。
導入本:畑中敦子の資料解釈ザ・ベストプラス
資料解釈は、時間をかければ正答できる問題が多いです。
しかし、速答が求められるので、時間をかけることは現実的ではありません。
そこで「畑中敦子の資料解釈ザ・ベストプラス」の出番というわけです。
- グラフ
- 表の見方
速く解くために必要なテクニックを詳しく解説してくれています。
まずは、短時間で解けるテクニックを身に付けることがポイント!
実践本:公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈
サクッと解き方を覚えたら、「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈」を使って1日1問自力で解いていきましょう。
資料解釈は1日1問を継続することで確実に実力が上がってくる科目です。
逆に勉強する期間が空いてしまうと勘が鈍るので注意。
公務員試験 一般知能【文章理解】の参考書 / 過去問題集
文章理解は1日に何十問の勉強をするより、1日1問を毎日こなすことが大切です。
- 読み方
- 文の使いまわし
- パターン
文章を読んでいくうちに、上記などの癖を知ることができますよ。
まったく文章が読めない人は問題演習をする前に解説本を読むことをおススメします。
現代文
現代文を読んで、すべての選択肢が正答に見える人っていますよね。
そういう読み方がわからない人におすすめの1冊が「出口汪現代文講義の実況中継(2)」です。
まずは、これを使って文章の読み方を身につけることから始めましょう。
大学センター試験用のテキストですが、読解問題の読み方を中心に解説しています。
これがとてもわかりやすい。
文章の読み方を知っている人はとくに必要ありません。
CHCKE IT
英文
英文もある程度の基礎単語を覚えておく必要がありますが、単語帳を使って覚えるのは効果的ではありません。
英文も文章を読む練習をする必要があるため、できるだけ文章形式で覚えることのできる単語帳を使いましょう。
おすすめの単語帳はこの、「速読速聴・英単語 Core1900」です。
大学受験用の速読英単語でもいいのですが、このCore 1900は、公務員試験でよく出題される政治、自然、科学に関する英文が多数収録されています。
見慣れたワードが試験に出題されていることもあるためオススメ。
CHCKE IT
実践本:出たDATA問(10)文章理解〈実践編〉
公務員試験予備校の東京アカデミーが出版している過去問題集です。
- 実践編(国家公務員、県庁レベル)
- 基礎編(市役所、警察、消防レベル)
特徴は問題数が多く、解答が切り離して使えるため答え合わせがしやすいです。
しかし、解説が薄いため好き嫌いが分かれるテキスト。
合わない人は「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈」でもいいです。
毎日やっていくので、両方使うことになると思いますよ!
CHCKE IT
公務員試験 一般知識【社会科学】の参考書 / 過去問題集
一般知識は範囲が広く、出る分野に偏りがあります。
なので、参考書を買う上で気にすべきポイントは次の2つ。
- 勉強のしやすさ
- 解説の詳しさ
ここをポイントに、使えるテキストを紹介します。
政治 / 経済
「過去問ダイレクトナビ 政治・経済」を勉強すれば十分です!
理由は簡単でして、すでに正文化されているから。
公務員試験の問題は5つの選択肢の中に1つの正答と4つの誤答で作られています。
過去問集の使い方はとてもシンプルで4つの誤答を正しい文章(正文化)になおして覚えていく勉強方法が一番効果的です。
本来であれば、問題集を買ってから選択肢を自分の手で正文化して勉強しますが、このダイレクトナビは、すでに正文化された状態で勉強することができるんですね。
付属の赤シートで記憶力アップ
間違っている箇所は赤文字で正文化されており、付属の赤シートを使うことで真っ白な状態にすることも可能。
テキストの作りも、見開き1ページで勉強しやすい。(左ページに問題(正文化済み)、右ページに解説)
問題数は約100問近くあるため十分な知識を一気にインプットすることができる1冊です。
社会 / 時事
おすすめは「公務員試験 速攻の時事 実戦トレーニング編」です。
最近の傾向として、時事の増加がみられます。
試験の1年前くらいから直前期までの日本、海外で起こった日々の出来事に関する問題が出題されていますよ。
とくに外交問題や紛争、選挙などは頻出です。
範囲は膨大ですが、公務員試験で問われる分野は限定的。
この「公務員試験 速攻の時事 実戦トレーニング編」は1年分の時事が要約されたテキストで、試験直前期に見ておけば一気に総復習できる1冊です。
番外編
公務員試験で大人気の「新スーパー過去問ゼミ6 社会科学」は、メインとして使うには以下の理由により勝手が悪いです。
- 解説が詳しくない
- 知識量が少ない
しかし、試験日まで期間が短い場合やサクッと知識をインプットしたい場合には使えますよ。
とくに、専門科目が重視される試験を受験する人におすすめです。
公務員試験 一般知能【人文科学】の参考書 / 過去問題集
人文科学は範囲が広く、大学受験などの参考書を使うとヤバイくらい間に合いません。
出る分野に偏りがあるため、問題演習をしつつ、解説からインプットするくらいが丁度いいです。
ここをポイントに、使えるテキストを紹介します。
日本史 / 世界史
大手公務員試験予備校の「LEC」が出版する「公務員試験 本気で合格! 過去問解きまくり! 5 人文科学I」です。
範囲が膨大な歴史も予備校の力を使えば出題傾向がばっちりわかるようになっています。
特徴は問題と解答が見開きで勉強できる点です。
効率よく覚えていくためには、まじめに問題を解くのではなく、いきなり答えを見て何がどう違っているのかを確かめながら覚えていくこと。
これをどんどん繰り返すことで記憶していくのです。
また各章のはじめに要点をつめたレジュメもあるので、これが意外と便利です。
地理 / 思想 / 文学
おすすめは「新・光速マスター 人文科学」です。
スーパー過去問ゼミの参考書みたいな役割をするテキストです。
各分野の要点が詰まっており、スーパー過去問ゼミに載っていない知識も多くあります。
しかし、ただでさえ範囲の広い歴史なのに全分野いりますか?ってくらいつめこみすぎています。
範囲の狭い科目をメインにサクッと覚えていきましょう!
公務員試験 一般知能【自然科学】の参考書 / 過去問題集
自然科学は、理解が必要なので「大学受験の参考書+過去問」で攻略します。
数学
数学が苦手な人は数Ⅰ・Aだけでもサクッとやっておくといいですよ。
おすすめは「高校の数学I・Aが1冊でしっかりわかる本」です。
高校レベルの数学から出題があるので、基礎がまったくない人におすすめのテキストです。
問題の多くが教科書レベル問題で解説が詳しく、図やグラフを用いているのでとても理解しやすいです。
応用問題よりも基礎力を付けるために使えるテキストですが、最悪これだけでも点数をとれる問題はでますよ。
物理
物理を勉強したことがない人は多いでしょう。
出題数も1問くらいしかでないのでがっつり勉強してもコスパが悪いです。
大学受験用に作られた「橋元の物理基礎をはじめからていねいに」ですが、詳しく講義形式で書かれているため読むだけでも十分効果的。
捨て科目にするけど、頻出分野だけは理解しておきたいってときに使える1冊です。
化学
おすすめは「大宮理の 化学が面白いほどわかる本」です。
漫画やイラストを多く使って理解が難しい化学を勉強できるテキストです。
文字だけでは理解できないけど、図やイラストだったら理解はしやすいですよね。
化学は2~3問出題があるのでできれば得点して起きた科目です。
生物 / 地学
生物と地学は、自然科学で暗記で得点できる科目です。
なので、「過去問ダイレクトナビ 生物・地学」で過去問演習をしながら覚えていくのに適しています。
数学や物理などと違い理解は、ほぼ不要なので、どんどん問題を解いて覚えていきましょう。
公務員試験 参考書まとめ
本記事では、公務員試験でおすすめの参考書・問題集をまとめていました。
使う参考書で合否が変わるくらい、テキスト選びは重要です。
だからといって、何冊も使えばいいわけではなく、決めた1冊を隅々まで繰り返すことが大切。
なお、勉強の仕方については「公務員試験の勉強法|合格点が取れる仕方を徹底解説【期間・時間】」で解説しているので併せてご覧ください。