こんにちは、江本(@emotokomin)です。
“江本”
本記事では、「裁判所職員一般職(大卒)の専門記述」に関する情報をまとめています。
先日に、下記ツイートをしました。
専門試験はマークシート方式と記述式の2パターンあります。
国家公務員系や東京都などで実施されています。
記述式では課題を読み取る力、正確な専門知識、記述力などが必要なので苦手な人は早めに対処すべき試験です。
— 江本@公務員試験アドバイザー (@emotokomin) September 16, 2019
専門試験(記述式)は知識をインプットして、それを文章にできないと評価をもらうことができません。
なので、はやく知識を覚えないと、対策ができませんよ。
まずは、どんな試験内容なのかを確認して準備をはじめましょう。
関連記事:裁判所職員一般職採用試験 倍率の低下がハンパない|対策ロードマップ
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裁判所職員一般職採用 専門記述の過去問
- 2020年(令和2年度)
- 2019年(令和元年度)
- 2018年(平成30年度)
- 2017年~2010年
傾向を把握しましょう!
2020年(令和2年度)
外国人の基本的人権について論ぜよ。
2019年(令和元年度)
司法権の独立の意義及び趣旨を述べた上で、その憲法上の現れについて論ぜよ。
2018年(平成30年度)
職業選択の自由の意義について説明した上、職業選択の自由に対する規制の合憲性を判定する基準について論ぜよ。
2017年(平成29年度)
~2010年までのデータを「裁判所職員一般職 専門記述の教科書」でまとめています。
裁判所職員一般職採用 専門記述の傾向
専門試験(記述式)は、一次選考で実施されます。
内容は「憲法」に関する論述です。
試験時間
試験時間は60分ほど。
時間配分を意識することがポイントです。
いきなり書き始めるのではなく、全体構成を考えるようにしましょう。
ここを外すと評価は下がりますよ。
文字数
文字数の制限はありません。
現実的に考えると600字~800字くらいでまとめられるといいですね。
文字数が少ないと論点不足などにより減点となります。
ボールペンが必要
あと、注意点ですが論文はボールペンを使って書かなければいけません。
私も仕事でボールペンをよく使用しますがシャーペンと違って書きにくい!!
ボールペンにも種類がたくさんあるので使いやすいボールペンを探すことも大切です。
裁判所職員一般職採用 専門記述の対策法3ステップ
- 判例を覚える(知識のインプット)
- 文章構成を覚える(型の学習)
- 添削を受ける
この3ステップで対策していきます。
ステップ①:判例を覚える
まずは基本的な判例知識が必要です。
専門試験(多肢選択式)で憲法を勉強すると思うので、そこでインプットしましょう。
覚える範囲も少ないので、サクッと覚えてくださいね。
おすすめは「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6」です。
ステップ②:文章構成を覚える
専門記述試験は出題されたテーマについて解答例を読み込むことが最重要。
例年、出題されるテーマが変わるだけで書き方は基本的に変わらないので解答例を使って書き方をパターン化する作業をしましょう。
一度、書き方がパターン化できれば知識を変えて書くだけで点数になるというわけです。
おすすめの参考書は「公務員試験 論文答案集 専門記述 憲法」です。
- 収録されている問題数は少なすぎず、多くもなく十分な数が収録されてる。
- 法律系に強いTACオリジナルの解答例と問題がついている。
まずは実際に出題された過去問で書き方を勉強し、オリジナル問題で実力をつけていく使い方をすれば専門記述試験は攻略したといえるでしょう。
ステップ③:添削を受ける
最後は、実際に書いた答案を添削してもらいましょう。
自分で書けていると思っても、
- 文章がおかしい
- 間違って知識をインプットしている
- 論理的になっていない
など、一人では気づけない部分ってかなり多いからです。
なお、論文対策でも添削を受ける方法を紹介しているので、「公務員試験 論文の対策法3ステップ|安く添削を受ける方法【書き方解説】」を参考にどうぞ。
- 憲法の判例を覚える。
- 解答例を読み込んで、型を覚える。
- 添削を受けて弱点を知る。
裁判所職員一般職採用 専門記述まとめ
本記事では、裁判所職員一般職の専門記述をまとめていました。
憲法の知識がないと、詳しく書くことはできないので勉強を優先しましょう。
また、知識があっても、それを文章表現できないと評価を受けることはできません。
後から始めると、添削などを受けることが不十分になるので、はやめに取り掛かるようにしましょう。
出題テーマは採点方法を「裁判所職員一般職(大卒) 専門記述の教科書」でまとめています。
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