【過去問あり】国家一般職 基礎能力(教養)試験の科目は?勉強法を徹底解説!

国家一般職(大卒) 基礎能力試験の科目と過去問

相談者

行政(関東甲信越)か土木で受けようと思っているけど、基礎能力試験は区分によって、どのような問題が出題されますか。過去問を見てみたいです。

試験対策をするうえで、どんな科目が出ているのか気になりますよね。

結論からいうと、どの区分も全て同じ問題を解きます。

科目も問題数も同じなんですね。

とはいえ、はじめて聞く試験だと思うので、科目の特徴は把握すべきです。

そこでこの記事では、国家一般職の基礎能力試験について、試験科目を解説していきます。

過去問もまとめているので、実際に目で確認できますよ。

また、すぐに勉強を始められるように目標点(ボーダー)出題傾向も解説しています。

記事を書いている僕は国立大学のキャリア支援課で公務員試験の指導をしつつ、このサイトを運営しているという感じです。キャリアは11年目になりました。

“江本”

効率よく勉強する方法を知れるので、参考にしてみてください。

なお、高卒区分を受験する場合は、こちらの「【高卒】国家一般職採用 基礎能力試験の勉強法|合格点は〇点以上」をご覧ください。

関連記事【大卒】国家一般職 試験内容は県や市と違う?一次と二次の傾向を徹底解説!

【大卒】国家一般職 基礎能力(教養)試験の科目を過去問で確認しよう!

国家一般職(大卒) 基礎能力試験の科目

基礎能力(教養)試験は、一般知能一般知識から構成される筆記試験です。

 

分野 内容
一般知能 数的処理や文章問題を通して、計算力や読解力の知識を問う出題。
一般知識 中学〜高校までに学んだ幅広い知識を問う出題。

 

レベル自体は、中学〜高校1年くらいまでの内容なので、そこまで難しくはないです。

しかし、科目数や出題範囲が膨大なので、対策に苦戦する受験者が多いんですよね。

一般知能分野

  • 数的推理
  • 判断推理
  • 資料解釈
  • 文章理解

計算問題長文読解などの学力が問われます。

問題レベルは難しくないけど、数学的要素が強いので苦手な受験者は多いです。

問題数は、40問のうち27問を占めているので、一般知能を攻略することが点数を上げるポイントです。

一般知識分野

  • 社会科学(政治 / 経済 / 社会時事)
  • 人文科学(日本史 / 世界史 / 地理 / 思想)
  • 自然科学(物理 / 化学 / 生物)

見たことある科目ばかりじゃないですか?

中学〜高校までに学んだ知識力が問われます。

ほとんどの問題は、基礎学力を問うもので、高校の授業を理解できていれば、苦労することはないでしょう。

科目数は多いけど、問題数は13問しかないので、ガッツリやると落ちます。

出題傾向を把握して、効率よく勉強することが大切です。

過去問

実際に出題されている問題を見て、レベルや内容の把握をしてみましょう。

2020年(令和2年度)

基礎能力(教養)試験の問題と解答を見る(PDF:2MB)

2019年(令和元年度)

基礎能力(教養)試験の問題と解答を見る(PDF:2MB)

【大卒】国家一般職 基礎能力(教養)試験のボーダー5割を目指す勉強方法

国家一般職(大卒) 基礎能力試験の勉強方法

問題がわかったら、実際に勉強をはじめていきましょう。

でも、このままだと、

  • 何割くらい必要なのか。
  • 何から、どこからやればいいのか。
  • どんな参考書を使えばいいのか。

など、わからないと思います。

そこで、ここからは、具体的に「何を、どこから」やれば効率よく勉強できるのかを解説していきます。

目標(ボーダー)は5割です。

実は、国家一般職の合格ラインって、そんなに高くないんですよね。

配点が高い専門試験で6割〜取れていれば、基礎能力試験は5割あれば合格できます。

なので、科目ごとの出題数を把握して、6割くらいの勉強をすればOKです。

なお、詳しいボーダーラインを知りたい場合は、こちらの「【地域別】国家一般職のボーダーは何割?ギリギリでも受かる理由を解説!」をご覧ください。

科目ごとの問題数を確認しましょう。

なぜなら、科目によって出題数が違うからです。

科目ごとの出題数は次のとおり。

 

科目 2020年 2019年 2018年
数的推理 5 5 5
判断推理 8 8 8
資料解釈 3 3 3
現代文 6 6 6
英文 5 5 5
政治 2 2 1
経済 1 1 1
社会時事 3 3 4
思想 1 1 1
日本史 1 1 1
世界史 1 1 1
地理 1 1 1
物理 1 1 1
化学 1 1 1
生物 1 1 1

 

一般知能(数的や判断)を中心に勉強しましょう。

残りの科目は、大学受験で勉強した科目や得意・不得意で決めればOK。

 

江本

なお、政治経済は、専門科目の憲法や経済学をやれば、内容が重複するのでやる必要はないですよ!

 

勉強する科目が決まったら、「どこから」やるのか分かれば、対策しやすいですよね。

頻出分野を把握しましょう。

理由は簡単でして、科目ごとに出題傾向があるからです。

例えば、判断推理の出題範囲をまとめた表がこちら。

 

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「論理」「対応関係」「位置関係」この3分野が頻出だと分かるはず。

一方で、暗号や数量、平面図系などは出題がありません。

出題傾向を知らずに勉強していたら、出ないところにまで時間を使うところでしたね。

捨て科目も判断できる

個人的には、日本史や世界史は、本当に得意な人以外はやらない方がいいと思いますよ。

なぜなら、出題範囲がまったく絞れないからです。

具体的な例として「日本史の出題範囲」を見てみると、

 

 

こんな感じで、まったく予測ができません……。

これで「江戸時代ばかり出ている」とかならいいんですけどね。

全範囲やっても1問しか取れないので、僕なら捨てます。

時間を有効活用するためにも、出題傾向を把握して勉強していきましょう!

なお、全科目の出題傾向を知りたい場合は、こちらの「【過去問】国家一般職 基礎能力試験の出題範囲を公開」をご覧ください。

 

 

最後に、おすすめの参考書や問題集を紹介しておくので、参考にしてみてくださいね。

おすすめの参考書・問題集を使いましょう。

僕が勉強してみて使えると思うテキストがこちら。

  • 数的 / 判断 / 資料:畑中敦子シリーズ
  • 文章理解:スーパー過去問シリーズ
  • 社会科学:速攻の時事
  • 人文科学:ダイレクトナビ
  • 自然科学:ダイレクトナビ

これら1冊を徹底して勉強すれば、十分です。

詳細を「【2021年】公務員試験 おすすめの参考書・過去問題集【合否に直結】」で解説しています。

 

おさらい
  • ボーダーの目安は5割
  • 問題数の多い科目から勉強する。
  • 出題範囲を絞って、無駄を減らす。
  • 使える参考書・問題集を使い込む

 

【大卒】国家一般職 基礎能力(教養)試験まとめ

本記事では、国家一般職(大卒)の基礎能力試験をまとめていました。

MEMO
  1. 問題は、どの区分も同じ。
  2. 一般知能と一般知識から構成。
  3. 一般知能の出題比率が高い。
  4. レベルは中学〜高校まで。
  5. 目標は5割。専門で点を取る。
  6. 出題数を把握して、勉強する科目を決める。
  7. 出題範囲を理解して、無駄を減らす。
  8. 参考書・問題集は使える1冊を選ぶ。

ここまでの話で、「何の科目から勉強するのか、どこから手をつけるのか」がわかったので、もう、勉強をスタートできるのではないでしょうか。

大学受験などと比べて、難易度は下がりますが、科目数は多いです。

なので、適当に勉強していては時間が足りません。

もう一度、内容を理解して効率よく勉強していきましょう。

残念なことに、こういった話をしても、「ふーん」と思うだけで、実際に行動する人は少ないんですよね。

どんなに方法論を学んでも、実行に移さなければ意味がありません

使える時間は、全員おなじですが、使い方は違います。

時間は大切に使いましょう。