【国家一般職】教養試験の科目は?問題数や勉強法を解説【過去問あり】

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やまだ
やまだ

国家一般職の基礎能力試験(教養試験)はどんな科目が出ていて、難易度はどれくらいなのでしょうか。また、合格するには何点くらい取ればいいのか教えてください。

公務員試験は分からないことばかりですよね。僕も最初はそうでした。

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江本(@emotokomin)

本記事は国家一般職(大卒程度)の基礎能力(教養)試験の科目や難易度について解説していきます。

実際の問題やボーダーラインにも触れているので、受かるために何が必要なのかわかりますよ。

【国家一般職】教養は試験科目が多い筆記試験

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教養試験(基礎能力試験)は、「一般知能2分野5科目」と「一般知識3分野10科目」の計15科目で構成されています。

一般知能数的処理
文章理解
一般知識人文科学
社会科学
自然科学

試験科目は多いので、対策に悩まされる受験者が多いです。

試験時間は140分で、40問に解答します。出題形式は五肢択一式(マークシート)。

科目①:数的処理

数的処理は算数や数学に関する問題で、「数的推理」、「判断推理」、「資料解釈」の3科目から出題があります。

例えば、小学校~中学校で勉強した「速さ」や「食塩水の濃度」、「三角形の計算」などです。

僕自身、数学は苦手だったので、かなり苦しめられました。

しかし、国家一般職では全体の4割(16/40問)を占めるため優先的に勉強する必要があります。

科目②:文章理解

文章理解は、「現代文」と「英文」の2科目から出題があります。

内容は300字~400字くらいの文章を読んで、趣旨把握(書いてある内容が正しい)や作者の主張を選ぶ問題。

出題数は約3割(11/40問)あるため、数的処理と同じくらい重要です。

江本
江本

以前は古文・漢文の出題もありましたが、最近はでていません。

科目③:社会科学

社会科学は、「政治」「経済」「社会時事」「倫理(思想)」の4科目から出題があります。

例えば、日本国憲法や各国の政治制度、税金制度などの中学~高校で学ぶ内容です。また、試験の1~2年前に日本や世界で起きた出来事(時事)も出ていますよ。

出題数は約2割(6/40問)ですが、専門科目で憲法や経済学を選択するなら内容が重なるため、時事問題と倫理(思想)以外は対策しなくてもいいです。

科目④:人文科学

人文科学は、「日本史」「世界史」「地理」の3科目から出題があります。

説明は不要だと思いますが、江戸時代とかメソポタミア文明など、中学~高校で学ぶ内容です。

大学受験では日本史か世界史(地理)の1科目だけでよかったと思うけど、1科目1問ずつ出てきます。

全部を勉強するのは効率が悪いので、大学受験で使った1科目くらいを勉強すればOKです。

科目⑤:自然科学

自然科学は、「物理」、「化学」、「生物」の3科目から出題があります。

数学や地学からは出ていません。

人文科学と同じく1科目1問ずつの出題です。理科が得意な人以外は対策しなくてもいいです。

江本
江本

僕は生物だけ勉強しました。暗記だけで片付くのでおすすめです!

【国家一般職】教養試験の難易度は中学~高校レベル

試験科目からわかるように、多くは高校までに習った内容です。

例えば、数的推理の問題。

2021年の問題

内容は中学3年生で勉強する素因数分解です。

もう一つ見てみましょう。

2021年の問題

内容は中学レベルの世界史です。

たまに大学入試レベルの選択肢もでてきますが、正答率は低いので正解できなくても気にしなくてもいいです。

【国家一般職】教養試験の過去問

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ここでは実際に出題された問題をまとめています。

試験レベルや出題形式の確認をしてみてください。

2021年(令和3年度)

国家一般職 基礎能力試験(教養試験)の過去問題をダウンロードする(PDF)

2020年(令和2年度)

国家一般職 基礎能力試験(教養試験)の過去問題をダウンロードする(PDF)

2019年(令和元年度)

国家一般職 基礎能力試験(教養試験)の過去問題をダウンロードする(PDF)

※閲覧専用。

【国家一般職】教養試験のボーダーラインは5割以上

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教養試験は何点くらい取れれば合格できるのか解説していきます。

結論をいえば、教養試験は5割以上が目安です。

一次試験の合否判定は「教養+専門」の合計点で決まります。配点は教養:専門=1:2」なので、専門の点数が高いほど受かりやすいです。

2020年に一番ボーダーが高かった関東甲信越を例にすると、専門試験で7割(28/40問)取った場合、教養試験は4.5割(18/40問)で通過できていました。

一番ボーダーが高い関東甲信越の結果なので、他の地域であれば楽勝で受かっていることになります。

教養試験は科目も範囲も広いので、出題傾向を意識して効率よく勉強することがポイントです。

なお、ボーダーラインを詳しく知りたい場合は別記事で解説しているので参考にしてください。

関連記事【何割いる?】国家一般職のボーダーライン推移を地域別に解説!

【国家一般職】教養試験を効率よく勉強する方法

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勉強をはじめるときに大切なことは出題傾向を理解することです。

試験科目・範囲は膨大なので、出題傾向がわからないと多くの時間を使うことになってしまいます。

例えば学校の試験で、

大串先生
大串先生

来週の試験範囲は今までやってきた部分すべてな!

と言われたらどう思いますか。

正直、何をどうやって勉強すればいいか分かりませんよね。

では、次の場合はどうでしょうか。

大串先生
大串先生

来週の試験範囲は今までやってきた部分だけど、P.10~15はとくに見ておけよ!

すごく勉強がしやすくなりませんか?少なくとも全範囲といわれるよりはマシだと思います。

科目数も範囲も広いので、隅から隅まで勉強することは厳しいです。しかし、出る科目も単元も分かっていれば対策はしやすいですよね。

なので、最初に出題傾向を把握して勉強することが大切です。

【国家一般職】足切りに注意して対策をはじめよう。

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足切りって聞いたことありますか?

教養試験には基準点があり、他の試験が満点でも基準点を下回ってしまうと不合格になります。基準点は12点(3割)。

しっかり対策すれば問題ないと思いますが、念のため覚えておいてください。

✓本記事のまとめ
  • 教養試験は15科目から出題
  • 難易度は中学~高校レベル
  • 出題形式はマークシート
  • 試験時間は140分
  • 配点は20%
  • ボーダーは5割以上を目標に。
  • 出題傾向を把握して対策する。

関連記事【難易度が低い】国家一般職に受かるには|内容と対策方法を解説