【難易度が低い】国家一般職に受かるには|内容と対策方法を解説

kokkaippansyoku-nannido

小池
小池

国家一般職に興味があります。試験は難しそうなだけどどうなんでしょうか?受かるためには何をすればいいか教えてください。

国家公務員と聞けば、何となく難しそうなイメージを持ちませんか?

実は地方公務員よりも難易度は低いです。なので、誰でも対策すれば合格できるチャンスは増えていますよ!

とはいえ、どんな試験なのかわからないことには対策ができないと思います。

そこで本記事は国家一般職をはじめて受験する方向けに試験概要から具体的な内容まで幅広く解説していきます。

emototoha
江本(@emotokomin)

なお、他の試験についても別記事で解説しているので確認してみてください。

関連記事【どこが受かりやすい?】国家公務員の合格率からわかる難易度を解説

国家一般職採用試験とは|受験資格を解説

kokkaippansyokutoha

国家公務員には一般職と総合職があります。

簡単にいえば、国の政策を考えるのが総合職の仕事で、その政策が成功するために動くのが一般職の仕事です。

採用試験を受験するには「年齢制限」と「学歴要件」を満たす必要があります。

年齢制限

30歳まで受験できます。

具体的には、1991年4月2日~2000年4月1日までに生まれた人が対象(令和3年度)

学歴

小池
小池

大学卒業程度ってあるけど、高卒でも受験していいの?

学歴は関係ありません。

大学卒業程度とは?

試験レベルのことで、学歴要件を表すわけではありません。

国家一般職の日程は?最終合格までの流れ

kokkaippansyoku-nittei
出願期間

2021年4月2日(金)〜4月14日(水)

出願方法はインターネットです。

一次試験

2021年6月13日(日)

一次試験の合格発表

2021年7月7日(水)

官庁訪問

2021年7月9日〜

一次試験の合格発表後から各官庁ごとに業務説明会や採用試験の案内を告知します。

二次試験

2021年7月14日(水)~8月2日(月)

この期間のなかから1日を指定されます。試験日は一次試験の合格通知に記載。

最終合格

2021年8月17日(火)

官庁訪問とは

志望する官庁(検察庁や警察庁など)が行う業務説明や採用面接のことです。

国家一般職の最終合格には人事院と志望する官庁の両方から合格が必要。

せっかく人事院から内定をもらっても、希望する官庁から合格がないと採用されないので、積極的に官庁訪問するようにしましょう。

国家一般職の倍率は?

kokkaippansyoku-bairitsu

ここでは国家一般職の倍率推移をまとめています。

結論を先にいうと、倍率は低下傾向で合格しやすい状況が続いています。

2020年(令和2年度)の全体倍率は3.1倍で、10年前(11.0倍)と比べると圧倒的に受かりやすい時代と言えますね。

過去の倍率推移は次のとおり。

倍率
20203.1
20193.4
20183.8
20174.2
20164.2
20154.4
20144.8
行政区分の倍率推移

倍率は地域によっても差があります。

地域ごとの倍率は別記事で解説しています。併せてご覧ください。

関連記事【国家一般職】倍率が低い地域はどこ?一次・二次試験の結果も解説

国家一般職の試験内容は?

kokkaippansyoku-naiyou

ここでは国家一般職の試験内容を解説しています。

まず、一次試験では、

  • 基礎能力試験(教養)
  • 専門試験
  • 論文試験

の3つが実施されます。

合否判定は基礎能力試験と専門試験の合計点によって決定。論文は最終合格の決定時に使われます。

二次試験は面接試験です。面接は人事院と官庁の2種類あり両方から合格をもらわないと採用になりません。

試験内容と配点

試験配点比率
基礎能力試験22.2%
専門試験44.4%
論文試験11.1%
面接試験22.2%
試験と配点比率

基準点(足きり)

試験ごとに最低基準点が設定されています(3割)。

一つでも基準を下回ってしまうと、他の試験が満点でも即落ちるので注意してください。

これを足きりっていいます。

続いて試験ごとの詳細を解説していきます。

基礎能力試験の内容

一般知能分野27問、一般知識分野13問の合計40問で構成されます。

分野科目
一般知能数的推理 / 判断推理 / 資料解釈
現代文 / 英文
一般知識政治 / 経済 / 社会時事 / 倫理
日本史 / 世界史 / 地理
物理 / 化学 / 生物
基礎能力試験の科目

中学〜高校までに勉強した全科目・範囲から出題されますが、特に数的推理や判断推理の出題が多いです。

出題形式はマークシート式(五肢択一式)で、試験時間は140分。

最近は問題文や選択肢が長文傾向にあるため、地方公務員試験と比べて難易度は高いといえます。

対策方法や過去問は別記事で解説しています。

関連記事【過去問あり】国家一般職 基礎能力(教養)試験の科目は?勉強法を徹底解説!

専門試験の内容

法律経済学などの専門性を問う筆記試験で、英語や教育学・心理学などの珍しい科目からも出題がありますよ。

     分野     科目
法律系憲法 / 民法①(総則・物件) / 民法②(債権・親族) / 行政法
経済系ミクロ経済学 / マクロ経済学 / 財政学 / 経営学
行政系政治学 / 行政学 / 社会学 / 国際関係
その他英語(基礎) / 英語(一般) / 心理学 / 教育学
専門試験の科目

試験では、この16科目80問のうち、8科目40問を選択して解答します。

試験時間は180分で、すべて五肢択一式(マークシート)です。

配点が基礎能力試験の2倍あり、1番配点が高いので、高得点を取る必要があります。

おすすめの科目や難易度を別記事で解説しています。

関連記事国家一般職 専門試験の難易度が低い2つの理由|おすすめの科目も解説!

論文試験の内容

与えられた課題(テーマ)に沿って、客観的な事実やデータをもとに、自分の意見を盛り込んで論じる試験です。

一般的な論文は「公務員としてやってみたいこと」とか「なりたい職員像」を書かせる場合が多いです。しかし、国家一般職の論文は資料から読み取って書かせる傾向です。

文章を書く対策だけでなく、正確に資料を読み取るスキルも必要です。文章の書き方を勉強すると並行して、幅広い知識を学んでおくようにしましょう。

試験時間60分で、文字数は1,500字です。

過去の出題テーマや詳しい傾向は別記事で解説しています。

関連記事【過去問あり】国家一般職 論文で足切りになる3つの理由|文字数が重要!

面接試験の内容

  • 自己PR
  • 志望動機
  • これまでに力をいれたこと

などに関する質問を通して受験者の人間性や公務員の適性などを判断します。

試験時間は15分ほどで、地方公務員(30分程度)よりは短い傾向があります。

とはいえ、面接でも評価がもらえないと落ちる(足ぎり)ため注意が必要です。

面接カードの内容や過去の質問は別記事で紹介しています。

関連記事【質問公開】国家一般職 話が下手だと落ちる?面接カードの攻略が重要

【国家一般職】合格点はどれくらいなの?

結論をいえば、基礎能力試験5割、専門試験6割が基準です!

一次試験は、基礎能力試験+専門試験の合計で合否が決まります。配点は「基礎能力試験:専門試験=1:2」なので、専門で点を取れば基礎能力の点数が低くても受かりやすいです。

地域によっても差はありますが、基礎能力試験が4割だった場合、専門で6〜7割あれば合格できていますよ。

参考までに2020年の合格ラインは次のとおり。

地域基礎能力専門
北海道1615
東北1623
関東甲信越1630
東海北陸1628
近畿1629
中国1620
四国1621
九州1625
沖縄1625
※基礎能力が4割の場合

なお、得点別・過去の合格点は別記事で解説しています。

関連記事【地域別】国家一般職のボーダーは何割?ギリギリでも受かる理由を解説!

【国家一般職】難易度が低いうちに合格しよう

国家一般職の難易度は低くなっています。10年前の合格率は10%未満でしたが、2020年は30%を超えました。

国家公務員は難しい、仕事がきつそうといったイメージが強いためか、地方公務員を志望する受験者が増えているからです。

なので、試験内容を把握して計画を立てれば十分合格できますよ。

  • 受験資格は年齢制限のみ、学歴は関係ない。
  • 試験は6月〜8月
  • 官庁訪問の日程に注意が必要
  • 最新倍率は3倍。10年前より圧倒的に低い
  • 試験は筆記試験と面接

焦る必要はありません。できることからはじめていきましょう。

今回は以上です。