こんにちは、江本(@emotokomin)です。
本記事では、「国立大学法人等職員採用 教養試験」の情報をまとめています。
僕も勉強をしていたとき、何度も不安になりました。でも、正解を知る術がなかったので、何も修正できずに1年目は落ちてしまいました。
2年目は、ちゃんと出題傾向を把握して勉強できたので、なんとか合格することができています。
“江本”
そこで、今回は過去6年間の出題範囲を公開しています。
科目ごとに頻出分野がわかるため、今やっている勉強内容が正しいのかを判断できますよ!
もし間違った方向に勉強をしていたら、時間のわりに点数は取れませんからね。
ここで解説する内容は、「一通り勉強をした人」向けです。これから勉強を始める人には難しいかもです。
試験傾向を把握できるため参考にはなると思いますよ。
さっそく、まとめていきます。
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国立大学法人等職員採用 教養試験の傾向
教養試験は、一次選考で実施されます。
出題科目は国家公務員や市役所などと同じで、多くは中学~高校までに勉強した内容です。
難易度は高くありませんが、科目数が多いため対策に時間がかかってしまいます。
問題数は40問で、試験時間は120分です。
試験科目
- 「一般知能」
- 「一般知識」
から出題があります。
一般知能とは
公務員試験で特有の科目で、主に計算問題が出題されます。
こんな問題だよ!
出題科目は次のとおり。
- 数的推理
- 判断推理
- 空間把握
- 資料解釈
- 文章理解
教養試験のなかでも苦手な受験者が多い分野なので、攻略は必須です。
一般知識とは
一般知識は、中学校や高校で勉強してきた科目から出題されます。
こんな問題だよ!
主な出題科目がこちら。
- 社会科学:政治・経済
- 人文科学:地理・歴史
- 自然科学:数学・理科
試験科目が多いので、「出る・出ない」を意識することがポイントです。
出題形式
全問マークシート形式です。
出題は主に次の2つ。
- 空欄補充
- 正誤問題
選択肢は5つで、正解1つを選んで記入。
合格点(ボーダー)
結論をいうと、26~28/40点が目安です。
思ったより高くはないですよね。
26~28点くらいなら傾向通り勉強すれば簡単に取れるはずです。
江本
国立大学法人等職員採用 教養試験の過去問
出題された問題をまとめています。
出題内容や問題のイメージをつかんでみましょう!
過去問は当日回収されるため、公表されていません。受験者から教えてもらった内容などをもとに作成しています。
2020年(令和2年度)
2019年(令和元年度)
2018年(平成30年度)
なお、過去6年分の出題範囲を「国立大学法人等職員採用 教養試験の教科書」で公開しています。
今やっている勉強方針の確認に最適なので参考にしてみてくださいね。
国立大学法人等職員採用 教養試験の対策法
まったく出ない科目や分野に時間を使っていませんか。
間違った方法で、勉強をどれだけやっても点数を上げることはできませんよ。
出る科目も分野も傾向があるため、それを把握することが大切です。
【科目別出題数】その科目はどのくらい出るの?
あなたが時間をかけて勉強している科目は何問でるか知っていますよね?
結論をいうと、「判断推理」→「数的推理」の順で攻略しましょう。
理由は簡単で、全体の30%を占めるからです。
- 判断推理:8/40問
- 数的推理:4/40問
ここで点数を取れないと、総合点は上がりません。
今やっている
今やっている科目の重要度はどれくらいなのか、次の表を参考に確認してみてくださいね。
分野 | 科目 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|---|
一 般 知 能 |
数的推理 | 6 | 4 | 4 |
判断推理 | 6 | 8 | 8 | |
資料解釈 | 1 | 1 | 1 | |
現代文 | 3 | 3 | 3 | |
英文 | 4 | 4 | 3 | |
古文 | – | – | 1 | |
一 般 知 識 |
政治 | 2 | 3 | 3 |
経済 | 2 | 2 | 2 | |
社会 | 2 | 2 | 2 | |
倫理 | 1 | 1 | 1 | |
日本史 | 2 | 2 | 2 | |
世界史 | 2 | 2 | 2 | |
地理 | 2 | 2 | 2 | |
芸術 | 1 | – | – | |
数学 | 1 | 1 | 1 | |
物理 | 1 | 1 | 1 | |
化学 | 1 | 1 | 1 | |
生物 | 2 | 2 | 2 | |
地学 | 1 | 1 | 1 |
ポイントは、全体の8割分を勉強することです。
江本
【頻出分野】その分野出るの?
あなたは、どこから勉強をしていますか?
例えば問題集を見ると、分野ごとに頻出度が書いているので頻出度順に勉強をしているかもしれません。
(スーパー過去問ゼミ)
しかし、この頻出度は全体平均なので、必ずしも大学法人に当てはまるとは限りません。
例えば、上記データでいうと集合の頻出度はBです。なので、多くの人は勉強をすると思います。
しかし、大学法人では「集合」は出ていません。
つまり、どれだけ集合に投資してもリターンは0なんですね。
頻出分野に沿った対策で無駄を減らす
判断推理を勉強するなら、次の2分野を徹底して攻略しましょう!
- 対応関係
- 位置関係
理由は、出題頻度が高いからです。
過去6年分の出題範囲をまとめたデータがこちら。
「どの分野が頻出なのか」よく分かると思います。
もし、集合や数量なんかの勉強をしていたら、無駄なことになっていましたね。
一通り勉強を終えた人は、「どこが頻出なのか」を知ることで、さらに点数アップを図ることができます。
なお、全科目のデータを「国立大学法人等職員採用 教養試験の教科書」で公開しています。
今やっている勉強方針の確認に最適なので参考にしてみてくださいね。
国立大学法人等職員採用 教養試験まとめ
本記事では、国立大学法人等職員採用の教養試験をまとめていました。
効率よく点数を取るには、戦略が必要です。
どれだけ勉強量を増やしても、戦略が間違っていると意味がありません。
無駄な勉強をしないためにも、適度に戦略を見直すようにしましょう。
本記事は以上です。