こんにちは、江本(@emotokomin)です。
本記事は、刑務官採用試験を受験する方向けに「基礎能力試験の合格点や出題傾向」をまとめています。
刑務官に受かりたい人
ボーダーラインって、難易度の目安にもなるし、気になりますよね。
結論から言うと、ボーダーラインは地区や区分によって異なるけど、4割~5割です。
例)刑務官A(2020年)
- 最低:中国・四国ブロック:12/40問
- 最高:沖縄ブロック:34/40問
江本
とはいえ、基礎能力試験を勉強するのって、科目が多いので、正直シンドイ・・・。
そこで、ここからは、効率よく勉強するのに必要な「出題範囲」を解説していきます。
「何の科目を、どこから」手をつければいいのかが、わかるので、時間を有効活用できるようになりますよ!
“江本”
すぐに対策できるので見ていきましょう!
なお、試験科目や形式を知らない場合は、「【倍率下がる】刑務官採用試験の難易度|内容と傾向を徹底解説!【過去問あり】」を先に読んでおくといいですよ。
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【地域別】刑務官採用試験 基礎能力試験のボーダーライン
ボーダーラインは、地域によって異なります。
多くは4割~5割なので、傾向通りに勉強すれば狙える点数です。
2020年(令和2年度)のデータをまとめてるので、参考にしてください。
※40点(問)満点。
刑務官Aのボーダーライン
区分 | 合格点 |
---|---|
北海道 | 16 |
東北 | 19 |
関東甲信越 | 27 |
東海北陸 | 12 |
近畿 | 18 |
中国 | 12 |
四国 | 12 |
九州 | 23 |
沖縄 | 34 |
刑務官A(社会人)のボーダーライン
区分 | 合格点 |
---|---|
北海道 | 13 |
東北 | 13 |
関東甲信越 | 17 |
東海北陸 | 12 |
近畿 | 12 |
中国 | 12 |
四国 | 14 |
九州 | 13 |
刑務官A(武道)のボーダーライン
区分 | 合格点 |
---|---|
北海道 | 12 |
東北 | 14 |
関東甲信越 | 12 |
東海北陸 | 13 |
近畿 | 12 |
中国 | 13 |
四国 | 12 |
九州 | 12 |
沖縄 | 17 |
刑務官Bのボーダーライン
区分 | 合格点 |
---|---|
北海道 | 12 |
東北 | 12 |
関東甲信越 | 17 |
東海北陸 | 15 |
近畿 | 12 |
中国 | 16 |
四国 | 20 |
九州 | 12 |
刑務官B(社会人)のボーダーライン
区分 | 合格点 |
---|---|
北海道 | 23 |
東北 | – |
関東甲信越 | 15 |
東海北陸 | 17 |
近畿 | 12 |
中国 | 16 |
四国 | – |
九州 | 16 |
刑務官B(武道)のボーダーライン
区分 | 合格点 |
---|---|
北海道 | 16 |
東北 | 22 |
関東甲信越 | 12 |
東海北陸 | – |
近畿 | 12 |
中国 | 14 |
四国 | 18 |
九州 | 15 |
【出題範囲】刑務官採用試験 基礎能力試験で合格点を取る方法
結論から言うと、「何を、どれぐらい勉強すれば、合格するのか」を、最初に把握しましょう!
なぜなら、これがわからないと学習計画が立てられないからです。
例えば、ゲームで「攻略本」ってありますよね。
この攻略本のある、なしでは、全クリするまでに必要な時間は、かなり違ってきますよ。
勉強も同じです。
頻出科目は決まっているので、それを中心に勉強すれば、短期間でも攻略はできますよ。
ですので、最初に出題傾向を理解して、勉強する科目を決めてみましょう。
江本
科目ごとの出題数
科目 | 出題数 |
---|---|
数的推理 | 4 |
判断推理 | 7 |
資料解釈 | 2 |
現代文 | 4 |
英文 | 2 |
古文 | 1 |
政治 | 2 |
経済 | 2 |
社会時事 | 1 |
倫理 | 1 |
日本史 | 1 |
世界史 | 2 |
地理 | 2 |
国語 | 2 |
英語 | 2 |
数学 | 1 |
物理 | 1 |
化学 | 1 |
生物 | 1 |
地学 | 1 |
方針として、「一般知能(数的処理、文章理解)」をベースにした勉強をすればOK。
他の科目は、得意科目を中心に、次に解説する「頻出分野」をやれば十分ですよ。
江本
刑務官採用試験 基礎能力試験の勉強はある程度でいい理由
「全科目・範囲を勉強しないとダメだ」みたいに思っていませんか?
結論から言うと、すべてを勉強する必要はありません。
理由は簡単でして、合格するには、高得点は必要ないからです。
例えば、自動車の運転免許みたいな9割いる試験なら、すべての対策をしないといけません。
ですが、刑務官で必要な点数は5割ほどです。
だったら、解けない問題や苦手分野があっても、問題ないんですよね。
江本
そこで、すべての科目を勉強するんじゃなくて、5割とるには、「何をすればいいか」考えて、必要な部分を勉強しましょう。
過去問を見て、頻出分野を知る
そうすれば、どこをやると点に結びつくのかが分かります。
具体的に「判断推理」を例に挙げてみますね。
※数字は出題数を表しています。
この出題内訳を見ると、「対応関係」や「順序関係」が、よくでていますね。
江本
それに対して、「手順」や「軌跡」「投影図」など、ほとんど出題がない分野もあるんですよね。
出題範囲を知らずに、勉強していたら、
刑務官に受かりたい人
って、なるかもしれません。
恐らく、多くの受験者が、無駄な時間を使っているはずです。
他の科目でも、同じことがいえるので、これだと間に合わないんですよね。
捨て科目も分かる
僕なら「物理」は捨てます。
理由は簡単で、今から勉強しても点にならないと思うからです。
過去の出題範囲を確認すると、
こんな感じで、出題範囲がわからないんですよね・・・。
時間をかけて勉強しても非効率なので、こういった科目は捨てるべきです。
出題範囲を把握して、無駄な努力をしないように勉強しましょう!
江本
なお、全科目の出題範囲を「【過去問】刑務官採用試験 基礎能力で出題される分野一覧」で公開中です。
併せてご覧ください。
刑務官採用試験 基礎能力試験まとめ
- 勉強の前に、何が必要か(出題範囲)を知っている。
- 合格点が取れる勉強をする。
- 出る科目・分野を絞る。
- 参考書を買って、最初から全部やる。
- 完璧主義で、満点を目指して勉強する。
- 出題が限定的な科目を捨てて、分野が絞れない科目をやる。
勉強を効率よくする方法をまとめていました。
残念なことに、こういった話をしても、「ふーん」と思うだけで、実際に行動する人は少ないんですよね。
どんなに方法論を学んでも、実行に移さなければ意味がありません。
使える時間は、全員おなじですが、使い方は違います。
最終合格には、面接や論文も必要なので、時間は大切に使いましょう。