こんにちは、江本(@emotokomin)です。
本記事は「※埼玉県警察官採用 教養試験」の情報をまとめています。
※1類(第1回)の内容です。
結論から言うと、「余裕で間に合います」。
なぜなら、短期間でも点数が取れる戦略があるからです。
公務員試験で戦略を立てて勉強している受験者は少ないです。多くは予備校に任せっきりにしたり、独学で的を射ていない勉強をしたりしています。
なので、戦略を持って勉強すれば短期間でも逆転は可能なんですよね。
“江本”
本記事を参考にして、点数が取れない勉強をしているライバルたちを突き放しましょう!
関連記事:埼玉県警察官採用試験 倍率の推移|合格ロードマップ
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埼玉県警察官採用 教養試験の傾向
教養試験は一次で実施される筆記試験です。
試験科目は15科目以上!
試験科目は以下の2つに分かれます。
- 一般知能分野
- 一般知識分野
一般知能分野
一般知能分野は「計算問題」や「文章読解」を中心とした科目です。
出題数は25/50問で、全体の50%を占めます。
参考)過去3年間の出題数一覧
科目 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|
数的推理 | 6 | 5 | 5 |
判断推理 | 9 | 10 | 9 |
資料解釈 | 2 | 2 | 2 |
現代文 | 3 | 3 | 3 |
英文 | 5 | 5 | 5 |
古文 | – | – | 1 |
特徴は1科目あたりの出題数が多く、合否を左右します。数学的要素があるため、苦手意識がある場合は克服するようにしましょう。
一般知能は以下の科目があります。
- 数的推理
- 判断推理
- 資料解釈
- 文章理解
問題例を見たい方は下記PDFを参考にしてください。
一般知識分野
一般知識分野は「中学~高校で勉強した科目」から出題があります。
出題数は25/50問で、50%を占めます。
参考)過去3年間の出題数一覧
科目 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|
政治 | 4 | 4 | 4 |
経済 | 3 | 3 | 3 |
社会 | 3 | 3 | 3 |
倫理 | – | – | 1 |
日本史 | 2 | 2 | 2 |
世界史 | 3 | 3 | 2 |
地理 | 3 | 3 | 2 |
国語 | – | – | 1 |
数学 | 1 | 1 | 1 |
物理 | 1 | 1 | 1 |
化学 | 2 | 2 | 2 |
生物 | 2 | 2 | 2 |
地学 | 1 | 1 | 1 |
他の科目を勉強しなくても、「一般知能」と「社会科学」に絞って勉強するだけで7割分の範囲をカバーできるわけです。
特徴は「出題科目」が多いことです。また出題範囲も膨大なので、頻出事項を中心に勉強するようにしましょう。
一般知識は以下の科目があります。
- 社会科学:政治、経済、社会時事
- 人文科学:日本史、世界史、地理、国語
- 自然科学:数学、物理、化学、生物、地学
問題例を見たい方は下記PDFを参考にしてください。
出題形式と配点
教養試験の出題形式は択一式(マークシート)です。
5つの選択肢から、正しいものをマークして解答します。
「選択肢から正答が分かれば十分」なので、勉強するときは一言一句まで覚える必要はありません。
要点を意識した勉強をしましょう。
配点
配点は100点満点です。
※(1問2点×50問)
合格点(ボーダーライン)は5割
目標は50点以上(25/50問)です。
具体的なボーダーは公表されていませんが、合格者の多くは5割くらいを取っています。
また、一次合格率は高い(下記参照)ため、ボーダーは低いです。
✓合格率(過去3年間の平均)
- 男性:73.6%
- 女性:62.1%
ですので、6~7割を目標に勉強をしましょう!
埼玉県警察官採用 教養試験の過去問
“完全”な過去問を見ることはできません。
なぜなら、問題は非公表(試験で回収される)だからです。
ここでは、受験者から教えてもらった情報をもとに「復元した問題」を掲載しています。
「出題形式の確認」などに活用してください。
なお、出題分野一覧を「埼玉県警察官採用 教養試験の教科書」で公開しています。
併せてご覧ください。
2020年(令和2年度)
2019年(令和元年度)
2018年(平成30年度)
埼玉県警察官採用 教養試験の対策法
結論から言うと、「すべてを勉強しない」ことです。
合格目標は6~7割でしたね。なので、解けない問題や苦手分野があっても問題ありません。
6~7割取るためには、何を勉強するのかを考えれば短期間でも合格点をとることができますよ。
では、6~7割を取るためにすべきことは何なのかを解説していきます。
全体の2割を押さえる
結論、「頻出事項」を把握することです。
なぜなら、参考書に載っている情報の7~8割は無駄な情報だからです。
「パレートの法則」を知っていますか?
「出題されることの8割は、全体の2割である」という法則。
ほとんどの物事に当てはまる法則なので、知っている人も多いのでは。
しかし実際には、必要のない8割に全力投球する人ばかりなんですね。
それだと、どれだけ時間を投資しても点数を伸ばすことは難しいです。
短期間で6~7割を取るには「頻出事項」の把握が最重要だと思いましょう!
過去の出題範囲を把握しよう
「頻出事項」を見つけるには過去の出題範囲が必要です。
例えば、判断推理は「6章19分野」で構成されます(参考:スーパー過去問ゼミ)。
点数が取れない人は、すべてを勉強しがちです。
過去の出題範囲を見ると、頻出事項は「4分野だけ」だと分かります。
データがこちら。
頻出事項さえ分かれば「何をすれば合格点が取れるのか」見えてきます。
まずは頻出事項を徹底して押さえていき、残った時間で他分野の対策をするというメリハリをつけたいですね。
なお、過去6年間の出題範囲一覧を埼玉県警察官採用 教養試験の教科書で公開しています。
短期間で合格点を取るには必要な情報なので、参考にしてくださいね。
埼玉県警察官採用 教養試験まとめ
本記事は埼玉県警察官採用の教養試験をまとめていました。
短期間でも戦略を立てて対策すれば合格点は取れます。
そのために必要なことは「頻出事項」の把握です。
過去の出題範囲を理解して、頻出事項を中心として勉強をするようにしましょう。