こんにちは、江本(@emotokomin)です。
本記事は「※埼玉県職員採用の教養試験」に関する情報をまとめています。
※上級(大卒)の内容。
試験科目が多いので不安になりますよね。
結論から言っておくと、余裕で間に合います!
理由は簡単でして、短期間でも合格点を取れる戦略があるからです。
この記事で解説する戦略は、「頻出事項」の理解です。
教養試験は出題範囲が膨大のくせに、出る分野にパターンがあるんですよね。
しかし、多くの受験者は的外れな勉強に時間を費やしがち。やり方次第では十分に追い抜くことが可能です。
“江本”
ここで解説する手順を理解すれば、短期間でも何とかなりますよ!
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埼玉県職員採用 教養試験の傾向
教養試験は一次選考で実施されます。
出題傾向は「関東型」で、一般知能と一般知識から構成されます。
教養試験における出題パターンのこと。
他に「全国型」や「中部北陸型」などがあります。
ちなみに栃木県や群馬県なども同じ問題が使用されています。
出題形式
- 試験時間:120分
- 問題数:50問
- 形式:多肢択一式
問題数50問の内訳は「一般知能22問」と「一般知識28問」です。
このうち一般知識は28問から18問を選択して解答します(一般知能は全問必須)。
配点は1問2.5点×40問=100点です。
全問マークシート形式で、選択肢の数は5つほど。
試験科目
一般 知能 |
数的処理 | 「数的推理」「判断推理」 「資料解釈」 |
---|---|---|
文章理解 | 「現代文」「英文」 | |
一般 知識 |
社会科学 | 「政治」「経済」 「社会時事」 |
人文科学 | 「日本史」「世界史」 「地理」「文学芸術」 |
|
自然科学 | 「数学」「物理」 「化学」「生物」 「地学」 |
試験科目は15以上!
「出題数が多い」科目から優先して勉強をしましょう。
科目ごとの出題数は次のとおりです。
科目ごとの出題数
※2020年(令和2年度)のデータです。
一 般 知 能 |
数的推理 | 5問 |
---|---|---|
判断推理 | 8問 | |
資料解釈 | 1問 | |
現代文 | 4問 | |
英文 | 4問 | |
一 般 知 識 |
政治 | 4問 |
経済 | 3問 | |
社会 | 5問 | |
日本史 | 3問 | |
世界史 | 3問 | |
地理 | 3問 | |
数学 | 1問 | |
物理 | 1問 | |
化学 | 2問 | |
生物 | 2問 | |
地学 | 1問 |
合格点(ボーダーライン)
合格目標は6割以上(24/40問)です!
合格点は公表されていませんが、合格者の多くは自己採点で6割程度を取れているからです。
勉強がしやすい専門試験で7割以上を取り、合わせて「130〜140/200点」を目指しましょう!
埼玉県職員採用 教養試験の過去問
基本的に公務員試験の過去問は非公開となっています。
※試験日に回収される。
ここでは、受験者から教えてもらった情報を復元したデータを集約しています。
出題形式などの確認をしてみましょう!
なお、過去6年間の出題範囲を「埼玉県職員採用 教養試験の教科書」で公開しています。
併せてご覧ください。
2020年(令和2年度)
2019年(令和元年度)
2018年(平成30年度)
埼玉県職員採用 教養試験の対策法
さて、試験内容が分かったら勉強をしていくわけですが。
結論から言うと、出題範囲を理解して勉強しましょう
なぜなら、試験に出ない部分が多いからです。
ここで1つ考えてみましょう。
質問:ここに2つの問題集があります。どちらを勉強しますか。
Bを選びませんでしたか?
少ない問題数で、合格点くらい(6割)の勉強ができるためコスパがいいですよね。
でも、「全部をやらないと不安」「出題範囲が分からない」といった理由で多くの人がAを選んで勉強しています。
どれだけ時間をかけて勉強しても点数が取れないんですね。
無駄な勉強をしないためにも、出題範囲を把握して勉強しましょう!
頻出事項は2割ほど
過去の出題範囲が分かれば、勉強時間を3分の1まで減らせます。
例えば、判断推理は全6章19分野(参考:スーパー過去問ゼミ)で構成されます。
出題数が多いため、優先して勉強すべき科目です。
しかし、全分野を勉強する必要があると思いますか?
もし、僕が勉強するなら「順序関係」と「対応関係」の2分野だけ勉強します。
根拠がこちら。
過去6年間の出題を見ると、頻出度が圧倒的に高いですよね。
ですので、勉強の手順をまとめると。
- 判断推理で頻出の2分野を勉強。
- 他科目の勉強。
- 判断推理の他分野を勉強。
頻出事項に絞って勉強すれば時間を短縮できるはずです。
範囲が膨大な科目の攻略法
範囲が膨大な科目で何をイメージしますか?
日本史や世界史ですかね。
もし、この2科目を勉強するなら「日本史」を勉強しましょう!
なぜなら、出題範囲が限定的だからです。
過去の出題範囲がこちらです。
見ての通り出題範囲は「明治時代〜」ですね。
しかも「昭和以降」の出題率は100%。出題範囲が分かれば日本史も楽勝です。
ここまでのおさらい
教養試験は無駄が多い試験で、まともに対策していたら時間が足りません。
「出題範囲」を理解して、効率よく勉強していきましょう!
なお、全科目の出題範囲を「埼玉県職員採用 教養試験の教科書」で公開しています。
併せてご覧ください。
埼玉県職員採用 教養試験まとめ
本記事は埼玉県職員採用(上級)の教養試験をまとめていました。
試験科目の多くは「中学〜高校」までに勉強した内容です。
そのため難易度は高くありません。しかし、科目数が多いため対策が難しいです。
勉強時間は限られているため、効率よくすることがポイント。
まずは過去の出題範囲を把握して、頻出事項に絞った対策をしましょう!
本記事は以上です。