こんにちは、江本(@emotokomin)です。
本記事は、「東京都職員採用Ⅰ類B(一般方式)の教養試験」に関する情報をまとめています。
- 合格点と難易度
- 出題傾向を把握。
- 過去問で内容を確認。
教養試験は「科目が多く」「範囲が広い」特徴があります。
適当に参考書を買って、勉強することも大切です。しかし、それでは無駄な勉強をしてしまうため効率が悪いですよ。
効率よく勉強するには「出題傾向の把握」が必須です。
はやめに把握して、効率よく勉強をはじめていきましょう!
※ここでは、出題傾向をまとめています。勉強の仕方が知りたい人は「公務員試験の勉強法|合格点が取れる仕方を徹底解説【期間・時間】」を参考にどうぞ。
“江本”
さっそく、まとめていきます。
関連記事:【高難易度】東京都職員採用試験 倍率の推移|合格ロードマップ
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東京都職員採用1類B(一般方式) 教養試験の合格点と難易度
「公務員試験は難しい」と思われがちですが、出題レベルは中学~高校です。
なので、国立大学出身者などは勉強しなくても合格点を取ったりしています。
しかし、要領よく勉強をしないと時間が足りないので注意しましょう。
難易度
教養試験の難易度は高いです。
理由は次のとおりです。
- 基礎知識+応用の出題が多い
- 時事問題が多い
参考書に載っている知識はインプットした上で、応用できる力がないと解きにくいです。
また、一次合格率は30~37%と低いことも難易度を上げる要因。
合格点(ボーダー)
合格点の目安は「22~25/40問」です。合格者の自己採点でこれくらいを取っています。
専門試験で7割ほどあれば、合格ラインです。
そこまで高くはないため、出題傾向を踏まえた勉強をしましょう。
東京都教員採用1類B(一般方式) 教養試験の傾向
教養試験は一次選考で実施されます。
出題は15科目以上あるため、闇雲に勉強を始めるのは危険です。
出題数40問、解答時間は130分ほど。
試験科目
教養試験は次の2分野で構成されています。
- 一般知能
- 一般知識
出題の8割は今までに勉強した科目です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
※技術以外のデータです。
一般知能
次の4科目から出題があります。
- 数的推理
- 判断推理
- 資料解釈
- 文章理解
「1問あたりの出題数が多い」「計算問題が多いため、苦手な人が多い」といった特徴があります。
点数が伸びるまでに時間がかかるため、優先的に取り掛かりましょう。
科目ごとの出題数は次のとおり。
科目 | 分野 | 出題数 |
---|---|---|
数的処理 | 数的推理 | 5 |
判断推理 | 7 | |
資料解釈 | 4 | |
文章理解 | 現代文 | 4 |
英文 | 4 |
一般知識
次の3分野から出題があります。
- 社会科学
- 人文科学
- 自然科学
内容は中学~高校までに勉強した科目です。
「出題科目が多い」「出題範囲が広い」といった特徴があります。
全部を勉強するのは効率が悪いため、取捨選択をしてから取り掛かりましょう。
科目ごとの出題数は次のとおりです。
科目 | 分野 | 出題数 |
---|---|---|
社会科学 | 政治 | 2 |
経済 | 1 | |
社会時事 | 5 | |
人文科学 | 日本史 | 1 |
世界史 | 1 | |
地理 | 1 | |
文学 | 1 | |
自然科学 | 物理 | 1 |
化学 | 1 | |
生物 | 1 | |
地学 | 1 |
出題形式
全問マークシートで実施されます。
「正誤問題」を中心に出題されており、5つの選択肢から1つを選んで記入します。
東京都教員採用1類B(一般方式) 教養試験の過去問
問題を見ることで、出題傾向や形式の把握ができます。
数年分をまとめているので、確認してみてくださいね。
※東京都のホームページより引用しています。
2020年(令和2年度)
試験は「技術区分」と「それ以外」で異なります。
問題
解答
技術以外:教養試験の解答を見る(PDF:37KB)
2019年(令和元年度)
試験は「技術区分」と「それ以外」で異なります。
問題
解答
技術以外:教養試験の解答を見る(PDF:50KB)
2018年(平成30年度)
試験は「技術区分」と「それ以外」で異なります。
問題
解答
技術以外:教養試験の解答を見る(PDF:37KB)
なお、2016年までの問題を「東京都職員採用 教養試験の教科書」で公開しています。
併せてご覧ください。
東京都教員採用1類B(一般方式) 教養試験まとめ
本記事では、東京都職員採用Ⅰ類B(一般方式)の教養試験をまとめていました。
試験科目が多く、合格率も30%台で低いため合格難易度は高いです。
しかし、出題の多くは中学~高校までに勉強した内容のためレベルは高くありません。
勉強の基本は「出題数の多い科目から勉強すること」です。
合格目標は6割です。どの科目を勉強すれば効率よく点が取れるのかを意識して計画を組みましょう!
本記事は以上です。