財務専門官の倍率が低い理由は?一次と二次の倍率から採用漏れまで解説

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長谷川くん
長谷川くん

財務専門官の倍率は低いと聞きますがなぜですか?また、一次試験と二次試験はどちらで落とされやすいのか知りたいです。

この疑問に回答します。

本記事は、国家公務員「財務専門官」の倍率について情報をまとめています。

結論から言えば、財務専門官の倍率は低いです。

理由は次の2つ。

  • 難しそうなイメージ
  • 試験科目が多い

これを深掘りしていきます。

過去の推移だけでなく、一次試験や二次試験の結果から採用漏れの割合まで解説していきます!

どの試験が重要なのか把握して対策をはじめましょう!

【結論】財務専門官の倍率は低い

冒頭でも言ったように、財務専門官の倍率は低いです。

財務省のデータによると、2012年〜2021年までの倍率推移は以下のとおり。

2021年(令和3年度)の倍率

  • 倍率:2.4倍
  • 受験者:1,449人
  • 合格者:597人

2020年(令和2年度)の倍率

  • 倍率:2.4倍
  • 受験者:1,338人
  • 合格者:560人

2019年(令和元年度)の倍率

  • 倍率:3.3倍
  • 受験者:1,727人
  • 合格者:526人

2018年〜2012年の倍率

倍率受験者合格者
20183.92,058526
20174.72,474527
20165.12,682528
20153.71,920526
20145.52,673488
20134.62,271491
201216.43,054186

過去10年間の平均4.4倍となっています。

直近では3倍を切っていることからも倍率は低いと言えるでしょう。

とはいえ、100人受験して70人くらいが落ちると考えれば、簡単に合格はできません。
>>財務専門官採用試験とは?難易度が高い3つの理由と対策法5ステップ

財務専門官の倍率が低い2つの理由

では、なぜ財務専門官の倍率はここまで低くなってしまったのでしょうか?

倍率が低い理由は次の2つ。

  • 難しそうなイメージ
  • 試験科目が多い

順番に解説します。

理由①:難しそうなイメージ

一つ目の理由は、難しそうなイメージです。

国家公務員と聞くだけで、勉強が大変そうとか、学歴がないと無理みたいなイメージを抱くので受験候補から外す人が多いです。

僕自身、国家公務員=エリートみたいに思っていたんですよね。

でも、実際のところは国家総合職や裁判所事務官総合職を除き対策をしっかりすれば合格できます。

ボーダーラインも県庁や市役所より低いので、実は合格しやすかったりしますよ。
>>財務専門官のボーダーラインは何割?一次試験の合格最低点と勉強のコツ

理由②:試験科目が多い

二つ目の理由は、試験科目が多いこと。

出題される試験科目は以下のとおり。

分野科目
一般知能数的推理 / 判断推理 / 資料解釈 / 文章理解
社会科学政治 / 経済 / 社会時事
人文科学日本史 / 世界史 / 地理
自然科学物理 / 化学 / 生物
法律科目憲法 / 民法・商法 / 行政法
経済科目経済学 / 財政学 / 経済事情 / 経営学 / 会計学 / 統計学
行政科目政治学 / 社会学
その他英語 / 情報数学 / 情報工学
主な出題科目

このように財務専門官の試験科目は20以上もあり、試験範囲がとても広いです。

これだけの量を勉強しなければいけないため、簡単ではないですよね。

このように学習範囲は膨大であることから、受験をしない人がいるのです。
>>財務専門官の試験科目は多い?おすすめの科目選択と配点を解説!

財務専門官の倍率は二次試験より一次の方が高い

では、試験ごとの倍率はどうなっているのでしょうか?

結論から言えば、財務専門官は一次試験の倍率が高いです

  • 一次試験の平均倍率:2.5倍
  • 二次試験の平均倍率:1.7倍
    (2012年〜2021年)

試験ごとの倍率は次のとおり。

一次試験の倍率

倍率受験者合格者
20211.51,449966
20201.51,338911
20192.01,727850
20182.42,058869
20172.62,474956
20162.62,6821,029
20151.91,920989
20142.92,673912
20132.52,271926
20128.73,054350

一次試験は筆記試験(教養試験、専門試験、専門記述論文)が実施されています!なお、専門記述論文の評価は二次試験です!

>>【ボーダー5割】財務専門官の教養試験は何がでる?傾向と出題範囲を解説

>>財務専門官の専門記述とは?おすすめの科目と過去問を科目別に紹介

二次試験の倍率

倍率受験者合格者
20211.6966597
20201.6911560
20191.6850526
20181.7869526
20171.8956527
20161.91,029528
20151.9989526
20141.9912488
20131.9926491
20121.9350186

二次試験は個人面接が実施されています!
>>財務専門官の面接対策はいつから?面接カードや質問内容も紹介

過去10年間の平均は一次試験の方が高かったですが、直近3年間で見れば一次試験は1.7倍、二次試験は1.8倍となっていて、面接で落とされる傾向になっていると言えます。

どの試験もバランス良く対策しましょう。

財務専門官の採用漏れとは

長谷川くん
長谷川くん

合格したら必ず採用されるの?採用漏れとか聞くけどどうなんでしょうか・・・。

採用漏れとは、最終合格したのに採用先(財務局など)がなく働くことができない状況を意味します。

結論からいうと、採用漏れはあります。

参考資料:過去3年間の採用状況

最終合格採用実績採用率
202056014425.7%
201952613625.9%
201852616831.9%
辞退者は非公表

最終合格しても採用漏れがあるため安心はできません。

採用漏れにならないためには、できるだけ上位で合格することが重要です。

筆記試験だけでなく、面接にも時間をかけて対策するようにしましょう。

【まとめ】財務専門官の倍率

本記事は財務専門官採用試験の倍率をまとめていました。

他の国家公務員に比べると倍率は低いですが、簡単に合格はできません。

対策といえば筆記試験ばかりに気をとられがちですが、二次試験で落ちる人の方が高くなっているので注意が必要。

合格者の多くは試験日の1年前くらいからコツコツ勉強をしており、合格には800時間ほどの勉強時間を確保できるといいでしょう。

試験科目は多いので、傾向を把握して勉強することがポイントです。

今回は以上です。

>>財務専門官の勉強法!独学が難しい理由と効率的な対策法を紹介